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安倍前首相夫妻が、リビングの照明を白熱電球から電球形蛍光ランプへ替えている写真が、昨年の春、新聞の一面広告に載ったのを記憶されている方も多いだろう。日常の地球温暖化防止策のひとつでもあるこの施策は、日本だけでなくロンドンでも取り組まれている。
ロンドン名物の地下鉄への長いエスカレーター。20年前は、とても暗く、乗っていても心細かった。ところが、この春訪れたときは様子が一変。蛍光灯が、ホームはもちろん、エスカレーターの天井や両サイド、そして、乗り換えの通路にも途切れることなく並んでいる。3年前に起こったテロ対策という側面もあると思われるが、互いの目が届き、死角をつくらないように配列された蛍光灯の明るさが印象的だった。
ロンドンの大手スーパー、セインズベリー。2個45ペンス(日本円で約95円)で売られている白熱電球の箱には、EU統一省エネラベル「E」(最も省エネ性能の高いものは「A+」で、最も低いものは「G」)がプリントされている。今年1月11日〜13日の3日間、ロンドンでは家電量販店やホームセンターで、家庭で使用している白熱電球を電球形蛍光ランプに交換するキャンペーンが行われた。地球温暖化防止のために、ひとりひとりがまずできるところからはじめよう、という試みである。
白熱電球→電球形蛍光ランプ交換キャンペーン時に配られた電球形蛍光ランプの残りの商品も売り切れ、棚が空っぽに(右側)。
そんなロンドンでの取り組みがニュースで報じられたこともあり、最近、TEPCO銀座館にいらっしゃるお客さまからも、ランプの取り替えに関するご質問を多くいただいている。54Wの白熱電球を、同じ明るさが得られる12Wの電球形蛍光ランプに替えると、消費電力量が少ないので、CO2の排出量が減り、電気代も安い。寿命も白熱電球の6倍から10倍と長く、取り替えの手間も少なくて済む。商品の価格は、電球形蛍光ランプが約8倍から10倍と高いものの、くらしのラボの試算では、10ヶ月以上使用されるとおトクになる。「白熱電球のあたたかな色合いが好き」とおっしゃる方にも選んでいただける電球色に加え、昼光色、昼白色のバリエーションもある。しかも、点灯時に白熱電球よりも表面温度が熱くならないので、快適。簡単にできる省エネ。ぜひ、はじめてみませんか。詳しくは、「くらしのラボで調べてみました」へ
(2008年7月 くらしのラボ所長 奥田 高子)