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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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仕事を持つ奥さんの家事負担軽減を目指すアイデアが満載
IHクッキングヒーターによるオープンキッチンを採用し、LDKと水周りのある2階は回遊可能な一大スペースに −藤沢の家
ローコスト住宅を実現したプランニング
オール電化の設備を採用した上で、建築費に関してはかなりのローコストを実現されたそうですが。
中山:
オール電化にすることで、ガス管の敷設や、それに伴う掘削などのコストがかかりませんでしたし、ガス設備もいりません。全体の工事項目、工事費の中で考えれば、オール電化の設備を導入したことによって、イニシャルコストがとりたてて上がってしまうということはありませんでした。むしろ、オール電化により室内の空気環境をきれいに保つことができるので、直線を活かし大きな空間をとるというシンプルなプランニングがしやすくなった面もあります。
盛:
なるべく凹凸の少ない正形の意匠にすることで、「ローコスト」という要望に応えようと考えました。加えて、窓など開口部の形状を統一したり、数を減らしたりという整理ですね。まず、南側の隣家は1層分高い敷地に建ち、さらに3階建てに新築される可能性もあるということで、日照が期待できませんでした。南からの採光は諦めて窓をひとつも設けず、北側と3階のトップライトを中心に柔らかい光を採り入れています。白を基調とした内装と吹き抜けも採光への配慮でもあります。
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1階の玄関ホールも明るい。収納が多いのに、収納だらけの印象がないのは、扉の表に取手がなく、軽く押すと開く仕掛けだから。
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施主の要望に応えつつ、坪単価55万円というローコストのオール電化住宅を実現。収納に関しては「家具で機能的な壁を作ったイメージ」と中山さん。
 
だから、全体的に窓の数が抑えられているにも関わらず明るいのですね。
中山:
与条件に合わせて採光をプランすれば、必ずしも、南側採光にこだわる必要はないと思っています。夏の直射日光による熱負荷の軽減にもつながりますし。また、室内の収納や家具はシナ合板で統一し、すべて大工さんが製作しているというのもローコストにつながっています。家具の材料と色、寸法を統一することで、工程も減るし、無駄が出ないので結果コストも下がるわけです。LDにあるテーブルや椅子も収納をかねたオリジナルです。
盛:
「収納を多く」という要望もあって、かなりスペースを割いていますね。開口部を整理しているので収納を作りやすいというのもありますが、実はキッチンや水周りの壁も基本的には収納となっています。むしろ、大工さんが作った「収納」「棚」が壁の役目も果たしているといってもよいかもしれません。この、収納もやはり奥さんの普段の家事動線に合わせています。ローコストとはいえ、奥さんの家事負担を減らし、家族のつながりを自然に保てる、明るくオープンな家が実現できたと思っています。
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