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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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合理的に導き出した快適性とスタイリッシュな暮らし
屋根を重ねて包む独自のデザインで風と熱と光をコントロールする木造を感じさせないオール電化住宅 ―襲(かさね)の家
ダブルルーフとテラス
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屋上デッキにはシンプルなベンチも設置し、自然の風と光を満喫できる。三面ガラス張りのロフトは明るくて抜群の開放感が味わえる。
具体的に、ダブルルーフのメリットについてお聞かせください。
屋根を二重にすることにより、二階居住部分の屋根に直接太陽の熱があたりませんから温度上昇を防げます。また、双方の屋根の間を南北に涼しい風が通るので熱がこもらない。昔の民家にあった大屋根のように、熱を緩和して室内を涼しくしてくれているというイメージです。布を重ねる和服や、襖(ふすま)や障子が重なる日本の伝統住宅にある「襲(かさね)」という考え方にインスピレーションを受けた部分もあります。
その工夫が「襲の家」という作品名にも表れているのですね。
重ねられ包まれる心地よい居住空間を目指したと言えます。もう一点、クライアントの要望にあった「庭の離れ」ですが、敷地面積から考えて実現できませんでした。そこで、この二つの屋根の間の屋上空間を大きなテラスとして庭の代わりに構成。またその一画に3面ガラス張りのロフトを設け、離れとしました。二階からいったん外に出て階段を上るので、非日常空間の雰囲気も感じられます。
風が通って、しかも明るい。気持ちよさそうな空間です。
東西は二重の外壁でくるまれていますから、外からの視線を気にせずに心からくつろぐことができます。夏には屋上デッキに敷物を敷いて寝転がったり、友人を集めて打ち上げ花火を楽しんだりされているようです。クライアントは30歳代のご夫婦で、まだお子さんはいらっしゃいませんが、将来的にはロフト部分を子供部屋として使われるということもお考えかもしれません。
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面を重ねる、ずらす、くるむ、という操作を見ることができる。垂直ではない壁やガラスの大きな開口部など、斬新なデザインを実現。
屋上、及び居住スペースの採光に関してはいかがでしょうか。
二つの屋根を南北にずらすことで、北側がオープンの屋上デッキとなり、南側に張り出した屋根は居住スペースに差し込む夏の強い日差しを遮る庇(ひさし)の役目を担います。当然、冬の日差しは低いので、居間の奥の方まで日差しが入るようになります。つまり、「重ねる、ずらす、くるむ」という3つの操作を立体的に行うことで建物全体を構成し、風や熱や光をコントロールしているのです。
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