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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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環境再生+快適居住空間の視点
オール電化を組み合わせたパッシブデザインで提案する省エネ、エコロジーなライフスタイル
「都築の家」のコンセプト
続いて、事例となる「都築の家」について伺いたいのですが、こちらの施主はかなり「オール電化」に積極的だったそうですね。
はい。私の「省エネ・エコ住宅」に関する講演を聴いてくださったり、ホームページなどでも私の考え方を調べた上でご連絡いただいたとのことです。「できるだけ環境に負荷がかからない建物」で、「冬暖かく、夏は涼しくて、なるべくエアコンに頼らない空間」「結露のない室内環境」「木質空間で、しかも洗練されたデザイン」というのがご依頼の内容でした。
また、キッチンに対してかなりこだわりをお持ちで、IH クッキングヒーターを含む「オール電化」というのを当初からご希望でした。
「オール電化」に対する知識もお持ちだったわけですね。
今はこちらの施主に限らず非常に勉強熱心な施主が多いですね。IHクッキングヒーターの機能性や快適性といったレベルだけでなく、ランニングコストなども分析されているようでした。私からお話しする前に、すでに今契約されている「電化上手<季節別時間帯別電灯>」という料金メニューに関してもご存知でしたし。
引き渡し後、率先して電気料金のデータをまとめてくださったり、かなり「オール電化」住宅で暮らすことを楽しんでいらっしゃるようです。
設計コンセプトもやはり、「オール電化」と居住スペースの快適性というところが中心となりそうですが。
ただ、あくまでも自然エネルギーの活用を考慮し、ダイレクトゲイン(※)のための太陽光の取り入れ方からプランを進めました。北側が道路、他の3方には家がしっかり建っている土地で、まずリビングルームを1階にするか、2階にするか。そこで陽の差し方をスタディして、1階をリビングにすることを決めました。その代わり吹き抜けを設けて南側の2階の窓から1階に陽が届くという設計にたどり着いたわけです。
ダイレクトゲイン
=南面に配置された窓から室内に日差しを取り込み、床などに使用した石やレンガを直接暖めて熱を蓄える方法
外断熱通気工法と木製サッシ・複層ガラスによって、高気密・高断熱を実現しつつ、壁内結露の心配を解消。コルクタイル仕上げの床下にはコンクリートの蓄熱体施工されている。障子や木の無垢材を多用し、機能性と現代風の美しさを合わせた住まいに。
ということは、リビングがかなり大きな空間となっているわけですね。
ロフトを含めると3層分の吹き抜け空間が住宅の中心に存在する形となります。ここにパッシブ空調装置としての役割を持たせることによって、この住宅独自の快適な居住空間となっていると思います。
ガラス部は高気密・高断熱とは相反するように受け取られがちなのですが、気密性や断熱性を保ったまま開放的で大きな開口部をとり、きちんと周辺の自然を感じられるリビングになっています。
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