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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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明るく風通しのよい、快適な暮らしを実現
省エネルギーとトータルバランスに配慮したシンプルデザインの住まいを提案
住む人の生活の変化に合わせてフレキシブルに対応できる古民家の思想のもと、生きている『住まい』を提案する原達也氏・原一美氏。今回は、丈夫でありながらも無駄がなく、しかもコストを抑えて設計された鉄骨フレーム工法の2作品を題材として、機能、構造、意匠が揃った住む人の感性を刺激する省エネルギー性を備えた快適な住まいの実現と将来性について伺った。
「ライトBOX」のコンセプト
広い空間を希望していた施主のため、民家のように開け放しにしておける空間構成に。
2階玄関横の20畳大のリビングには食事はもちろんパーティなど多目的に使える大きなテーブルが置かれ、子供たちが自由に遊ぶ。
この「ライトBOX」という作品に関して、いかにしてこのような意匠や設備にたどりついたのかを伺いたいと思います。まずは、そのコンセプトからお聞かせください。
原達也:
まず、施主が新築をお考えになったきっかけからお話したいと思うのですが、以前のお住まいはあまりに劣悪な環境だったのだそうです。この甲府市を中心とした地域は、もともと夏は温度湿度ともに非常に高く、反対に冬はとても寒いという盆地特有の厳しい気候条件。さらに風通しが悪かったため、湿気が多く一年中除湿機はかけっぱなし、シロアリまで発生していたそうです。「どうしても、湿気のない家に住みたい」それが施主の切実な思いでした。
原一美:
施主の住まいへの関心は非常に高かったと言えますね。ご自身で考えられたプランがすでに出来上がっており、簡単な図面もひいていらっしゃいました。当初は風通しを考慮して少しだけ床を高くする予定でしたが、私どもとの打ち合わせの中で設計を進めるうちに空中に浮かんでいるかのような高さに決定。風通しと断熱に充分配慮し、夏は涼しく冬は暖かい住まいが実現できました。
施主がお考えになっていたプランというのは他にどのようなものがあったのですか?
原一美:
高床式になるなど全然違ったプランになった部分もありますが、湿気のない家にすること、二間続きの和室を作ること、変わった家にすること、これは一貫して変わりませんでした。最初にプランがあったので、かなり希望を汲み取ることができました。
原達也:
鉄骨造でもここで採用した軽量鉄骨ブレース(※1)構造だと柱が細くすみ、まるで木造のようです。二間続きの和室でも違和感がありません。施主のもうひとつのご希望だった「一部屋一部屋がゆったり広々とした空間」も実現でき、しかも強度面でもメリットがあることから軽量鉄骨を提案させていただいたのです。これならば、30代後半の施主が年齢を重ねていかれたときにも、建て替えではなく改装で対応できると思います。
ブレース
=柱と梁を斜めに筋交う部材。強度が増すため柱を細くすることができるが、開口部の確保には制約ができる。
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