| 天井を高くとった空間構成とガラスブロックから差し込むやさしい光を活かした明るい作品が印象的な建築家・加藤將己さん。そのクリーンでモダンな家作りを支えるのが電気式床暖房やIHクッキングヒーター中心とした「オール電化」である。日本でいち早くオール電化住宅に取り組んだ建築家の一人である加藤さんに、"住まい手がいつでも、いつまでもその人らしく住まえること"への裏付けとして提案されたこれらの設備やアイディアについて、事例を交えて伺った。 |
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いくつかの壁面にガラスブロックを使用。差し込む光も柔らかく広々とした空間にぴったり調和。
Wenge≪ウェンゲ≫という黒いアフリカ産のムクの床材を使ったバイヤス貼りの床。 |
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| 「明るく、生活感のないワンボックスのブリッジのある家に住みたい」、これが「大田原の家」の施主であるご夫婦の希望でした。通常ですと、お話を伺った後に与条件から判断してオール電化なり、他の設備なりをお勧めするという運びになるのですが、この事例はかなり特殊で、ご依頼いただいた当初から「ぜひオール電化に」というお話をいただきました。 |
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| 建て替え前のお宅で電気温水器を使用していたということもあり、電気の便利さとか深夜電力だと割安だとかということもご存知で、それに加えて直火を使わない安心感や空気が汚れないといったメリットから総合的にオール電化の導入を決められたようです。このご夫婦は非常に熱心で、設計や設備に関してかなり勉強していらっしゃいました。それらの情報をインターネットで収集する際に、以前から多くのオール電化住宅を手がけていた私のホームページをご覧いただきまして、それをきっかけとしてご依頼くださったようです。 |
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| そうですね。単にオール電化というだけではなく、天井を高くとる開放的な空間構成やリビング上部のブリッジの設置、トップライトを活かした採光といった私の設計の特徴に関しても、「明るく、生活感のない家」というコンセプトの実現にふさわしいという判断をしていただいたのだと思います。当初は太陽光を利用したOMソーラーシステムの設置を想定されていたようですが、イニシャルコストや長い目で見た場合の使い勝手と与条件との兼ね合い、私の提案した光のとらえ方がソーラーパネルによって制約が出てしまう、とお話したところ、すぐに電気式床暖房を中心とした代案への変更を理解していただけました。その代案の床暖房に関しても、私のホームページにコスト面でのメリットについてなどを紹介していたので参考にしていただけたようです。 |
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