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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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アンティーク風意匠と最新電化設備のベストマッチを実現
落ち着いた古民家・京町家のイメージをベースにした和モダンデザインの都市型オール電化住宅―――「調布の家」
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建築写真/石井雅義


坪庭や広縁、木製建具、そして漆喰壁。古民家や京町家に憧れを持つ施主の希望であった和の要素を、あくまでもモダンなテイストの中に落とし込んで独自の雰囲気を感じさせる都市型住宅へと昇華させた「調布の家」。限られたスペースながら視覚的効果で広さをも感じさせるというこの住宅のプランはどのように形作られていったのか。快適性、経済性に大きく貢献するオール電化設備のメリットとともに、設計を担当した村山隆司さんにお話を伺った。

和の要素を活かしたモダンデザイン
落ち着いたクリームイエローのモダンな外観と、和の要素を感じさせる内部空間の対比が印象的な「調布の家」。施主からはどのような依頼・要望があったのでしょうか。
施主は30代後半のご夫婦です。はじめてお会いしたときに印象的だったのは、すでに住宅に対する趣味や嗜好がはっきりしていて、イメージが非常に明確だったことですね。京都の町家のような坪庭や和室が欲しいとか、リビングはゆったりとくつろげる広い空間にしたい、など。しかし、必ずしもすべてが純和風ではなく、あくまでもモダンなテイストを望まれていました。

そのイメージを実現してくれる建築家として村山さんに依頼があったわけですね。

私が手がけてきた作品の多くは木造、RC造を問わず、素材やデザインだけでなく空間構成においても和の要素を少なからず取り入れた現代住宅。その過去の作品をご覧になってイメージと重なる部分が多かったとのことでした。私の方でも施主がどのようなことを望まれているか理解しやすい部分もありました。
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「雑誌の切り抜きやご夫婦で訪れた料亭の写真を打ち合わせにお持ちくださり、どのような空間を希望されているのか一目瞭然でした。家作りの過程を非常に楽しんでいらっしゃいましたね」(村山さん)
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玄関にもアンティークの木製建具。玄関から和室、寝室へとつながる廊下がそのまま和室の縁側として機能している。他のフローリング部分は楢材だが、縁側のみ足触りの柔らかい桧材を使用。
  では当初から具体的なプランがみえやすかったということですか。

内部空間のトーンに関しては方向性がすぐに定まりました。テーブルや椅子などの家具類をはじめ、照明器具などもアンティークショップをこまめにチェックして施主ご自身がすでに買い揃えていらっしゃいました。ですから、それに基づいて柱やフローリングなどの木質部分を焦げ茶色で統一し、白の漆喰壁と組み合わせることでしっとりと落ち着いた雰囲気を演出しようとプランしました。

建具なども木製で色やテイストを統一しているのですね。

室内の建具や玄関扉に関しては、私が施主とともにショップをまわってアンティークのものを探ました。また、1階広縁の坪庭に面する開口部は本来ならばサッシを使うところですが、雰囲気を活かしたいということで寸法を合わせて製作した木製建具を採用しています。目の肥えた施主だけあって、細かいところまでこだわりが反映されています。
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