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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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窓の位置や大きさに配慮し周辺環境を最大限に活用
「隣家と環境をシェアする」という新しい発想とオール電化の設備で、狭小敷地を感じさせない、おおらかな空間を実現―――「東の家」
隣家と環境をシェアする
では、その窓の設置に関するプランについてお聞かせください。
近接する公園を借景にしたり、自然光を取り入れたり、家の中の隅々まで風を通したりする、それぞれの窓。しかし、住宅が建て込んでいる地域でもあり、そのプランには工夫が必要でした。例えば、公園の緑を望む窓も、公園や他の住宅からどのように室内が見られるかを考えておかなければ、カーテンを閉めたままにしなければならなくなります。
結果的に、期待した機能を果たさない窓になってしまいますね。
また、春から秋にかけてすごくよい風が通る窓であったとしても、開けたらすぐ向かいにお隣の窓という状況では、開け放しにしにくいですよね。それに、お隣も同じように開けにくい窓になってしまいます。だから、機能する窓にするにはどうしたらいいかと考えたときに浮かんだのが、「お隣と環境をシェアして、お互いが快適に暮らす」という発想だったんです。
 
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空だけが見えるようプランした2階南側のハイサイド窓。冬は採光を積極的に使って暖房を補うほか、夏は1階北側の低い窓を開けてここに熱気を逃がす。窓下の壁の向かいには隣家の窓。
「環境をシェアする」とは具体的にどのようなことでしょうか。
お隣とほぼ同時期に設計がスタートしたこともあり、こちらからプレゼンシートみたいなものを持っていって、お隣の建主と建築家にプレゼンしました。お互いに開口部が干渉しないように位置や大きさを調整しあうことで換気、採光、防犯、通気、美観などの面でよい環境を作りましょう、という提案ですね。進めれば共通の庭や植栽なども可能かもしれませんが、ある程度の距離感も必要ですし、お互いのやりたいことや住まい方は守った上で、という感じですね。
では、その提案をある程度理解していただけたと。
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隣家と干渉しないように調整した西側の開口部。北側にも、将来茶室として使う際に「にじり口」となる地窓を用意。1階のリビングは建具を入れてプライバシーを確保した個室とすることもできる。
そうですね。床レベルの差も考慮して、お互いに隣の開口部のない外壁に面して大きなガラス窓を設けたり。また、北東側の家の外壁にあたる反射光でキッチンの採光をまかなうということも可能となりました。こうしてプランした「機能する窓」はエネルギーの有効活用の面でも役立っています。採光は照明の使用時間に関わるほか、室内に熱を蓄えますし、通気性の良さは夏の冷房負荷を抑えることにつながります。
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