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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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窓の位置や大きさに配慮し周辺環境を最大限に活用
「隣家と環境をシェアする」という新しい発想とオール電化の設備で、狭小敷地を感じさせない、おおらかな空間を実現―――「東の家」
建築家上條淳子さんが自宅として設計した「東の家」は、自然光をふんだんに取り入れたおおらかな空間構成が魅力。周囲に住宅が建て込んだ約21坪という狭小敷地にありながら、明るく、開放的な空間を実現できたのは、特徴的な開口部のプランとオール電化設備の採用がポイントだったという。住まいやすさや省エネ性にも十分配慮されたこの「東の家」について、主婦の視点による使用実感も含め、上條さんに伺った。
住宅機能のアウトソーシング
東側の2階部分に大きく開口がとられ、室内も非常に明るい印象です。「東(ひがし)の家」という作品名は、やはりこの東側に開かれた敷地に由来するのですか。
そうですね。東側が道路に面してぬけているのはこの敷地の大きなメリット。明るい室内空間が作りやすいだけでなく、採光のコントロールができれば省エネルギーにもつながりますから。ここは約60坪のひとつの区画を北東、西、南東と3つに分筆して、それぞれ分譲された敷地。この中で南東に位置しているから「東の家」というわけです。隣家は私の設計ではありませんが、「西の家」です。
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「空間的な広がりだけでなく、毎日の生活を送るための労力、維持コスト、気遣いなどの負担が減ることも、おおらかに生活するためのポイント。オール電化はそんな期待に応えてくれます」
どのような経緯でこの敷地を選ばれたのでしょう。
当初は、友人の土地探しにつきあっていただけなんです。ただ、探し始めたら、むしろ私の自宅としてイメージが湧いてくる敷地が見つかったので、衝動買いに近い感じで手に入れてしまいました。すごく緑の豊富な大きな公園が東側に近接していて、しかもそこは私の大好きな「梅」の名所としても知られるところ。徒歩30秒のこの公園を庭代わりに活用できれば、約21坪の敷地でもおおらかな空間が可能になるのでは、と考えました。
敷地の選択には公園が大きな要素だったと。
夫が欲しがっていた庭は、敷地面積を考えるとプランしにくいもの。ならば、2階東側に大きな窓とバルコニーを設けて、借景として公園の緑を間近に望みつつ、ハーブなどの栽培ができるようにしてみようと。また、私の希望だった「茶室」も公園に素晴らしい施設が整っていましたし、蔵書を増やさずに読書を楽しみたいという期待にも公園内の区立図書館が応えてくれました。
つまり、「庭」や「茶室」、「本棚」が敷地の外にあるようなものですね。
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2階のダイニングキッチンには公園を借景とする、大きな掃き出し窓を設置。スノコ状のバルコニーは開口部に対し蔓状の植物や簾をかけることも想定。また1階の開口部に対しては庇となる。
本来は敷地内にプランするはずだった住宅機能をアウトソーシングすることで、シンプルな間取りを追求することができました。住宅の中心の吹き抜けを介して1階のリビングと2階のダイニングキッチンがつながるワンルームのようなおおらかな空間としています。そこで重要になってくるのが開口部。外部環境を最大限に取り込むという発想から一つ一つの窓の位置や大きさにすごくこだわったんです。
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