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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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「しま」として並ぶ水回り機能が、生活しやすさと楽しさのポイント
極端に細くて長い敷地を個性として捉え直し、快適かつ開放的な空間構成を実現したオール電化住宅――――HOUSE  YK/Islands
間口4m、奥行き40mという特徴的な敷地をあえて選んだという施主の要望は、「住んで楽しい空間」。本来ならば「克服」という言葉を使いたくなる敷地形状を、むしろポジティブに捉えて、快適な住環境へと昇華させたのが「HOUSE YK/Islands」だ。家族のコミュニケーションにも配慮した空間的な工夫や、オール電化をはじめとする設備、そして構造のアイデアなど、設計を担当した建築家・赤松佳珠子さんに伺った。
敷地の個性を活かすプラン
間口4m、奥行き40m。やはり、細長い特徴的な敷地形状が気になるのですが、どのような経緯で選ばれたのでしょうか。
設計の依頼を受けたときは、私も驚きました(笑)。最初はメールをお送りいただいたのですが、タイプミスかな、なんて。その後、図面が送られてきて「やはり本当だったんだ」と思ったくらい、特徴的な敷地です。しかし施主は、かなり以前から土地を探されていて、他にも候補がいろいろとある中で、あえてここを選んだとおっしゃっていました。
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「まるで路地のように人の活動が動く、流れる空間。ここならではの楽しい家が作れるのではと、敷地を見て直感しました」
施主は住宅のイメージをすでにお持ちだったのですか。
具体的にこうしたいというお考えは多くなかったようですが、繰り返しおっしゃっていたのは「住んで楽しい空間にしたい」ということでした。特徴のある土地の個性を活かした「楽しい空間」をつくりたいというご要望が明確でしたので、私も敷地を見に行った時には、いろいろなことをポジティブに考えることができました。
では、プランに関しては自由にアイデアが出せたわけですね。
はい。路地のような雰囲気の敷地を見て感じたのが、ここに建つ住宅がそのまま路地のような役割になってもいいのではないか、ということ。奥行きの距離を活かして自由に歩ける、行き来できる大きな空間のイメージが湧きました。そして、個室は2階につくり、1階は廊下や間仕切りのない、水回りもオープンにしたトンネル状の一体空間というプランをご提案したのです。
水回りもオープンにするというのは大胆な発想ですね。
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工法と資材の工夫で実現した62mmという、非常に薄い壁でできているこの住宅。内部には視線を遮る間仕切りがなく、「しま」としての水回り機能が規則正しく並ぶ。
「しま/Islands」と名づけたのですが、キッチンや洗濯機、洗面台、トイレ、バスといった水回り機能を90cm間隔で建物のセンターに並べています。トイレやバスはカーテン等で仕切ることもできますが、はずせば玄関から30m先のリビングまでが見通せて、広がりも感じられます。また、路地の発想につながりますが、「しま」は家族のコミュニケーションの側面からの提案でもあるんです。
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