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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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自然材料を多用し、郊外の長閑な周辺環境に融合する佇まい
環境意識の高い施主が選んだオール電化の設備を活かしつつ、省エネやシックハウス対策も意識した人や自然にやさしい家 ―――三室の家
自然環境と健康的な関係を共有しながら、豊かで快適な生活を実現したい。環境に対して何か貢献していきたい。そんな考えをお持ちの施主が選んだのがエコ キュートやIHクッキングヒーターといったオール電化の設備。それらのメリットを活かしながら、風や光といった自然をも取り込んで快適な生活空間を実現し たのが「三室の家」だ。中庭を中心とした自然とのつながり、回遊性を持たせた建物の構成による家族のつながりといったプランニングも含め、設計を担当した A-drift Architectsの武政博史さんに伺った。
ゆったりとした環境にとけ込む外観
「三室の家」は木造住宅としては斬新さも感じられるデザインながら、周囲の長閑な雰囲気に馴染む外観ですね。
夫婦と大学生の子供二人、そして一匹の猫のためのこの住宅。敷地は元々農地で、周囲に住宅が増えてきつつあるとはいえ、まだまだゆったりとした良い環境が残る地区にあります。やはり、外観はこの周辺環境にとけ込むデザインをと考えました。環境に対する意識が高く「自然にやさしい家に住みたい」と要望された施主の好みも反映させつつ、外壁は杉板貼りと塗り壁としています。
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「建物だけではなく、外部空間や外部空間とのつながりをデザインすることも重要。自然環境へ積極的に接続するためのアイデアをご提案しました」と武政氏。
濃い色の杉板と白い塗り壁の色の対比が目を引きます。  
 
自然材料を用いる事によって、空間や景観にやさしさをもたらすことができればという考えからの選択でした。また、この住宅は中庭を設けてその周囲を建物が取り囲む形状。周辺の住宅や前面道路から巨大な建築に見えないようにしたいということもあり、二種類、二色の壁を使い分けてボリュームの分節化も計画しています。  
あえて中庭を中心に据えた構成としたことにはどのような意図があるのでしょうか?
ひとつには、プライバシーを確保した上で自然環境へ積極的に接続するためです。中庭に向かって大きな開口部を設けることで、前面道路や隣家からの視線を気にせず、風や光を取り入れることが可能となります。それに、施主はセキュリティーにも気を使っていらっしゃいましたから、外側に開くよりも安心感はあると思い提案しました。
外壁の構成にも工夫がありそうですね。
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内外装とも施主の嗜好を反映して自然材料を使用。横貼りにしたドイツ風加工の杉板が美しく、郊外の雰囲気に違和感なくとけ込みつつ、個性も発揮している。
そうですね。外壁に関しては素材と色以外にも、開口部、つまり窓の位置や形状にも配慮しています。排他的な構えを嫌って極力境界塀が不要になる構成を心がけました。きちんと施主のプライバシーを守りつつ、長閑な周辺環境に融合する外観を実現するという点では、意図したとおりに仕上がっていると思います。
Next 中庭によって実現した回遊性のある空間
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