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オール電化住宅の紹介 建築家の建てた電化住宅
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オール電化で快適性アップ
住みやすさを追求した築200年の古民家リフォーム
「筋交いパネル」の設置で耐震性アップ
では、今回もっとも大規模な改修となった「耐震性能向上」という部分から伺えますでしょうか?
原達也:
先ほど申しましたが、この古民家は200年前のもの。当然コンクリートの基礎もなく、現在の基準に合わせた耐震改修はできませんでした。しかし安全性を高めるため、限られた予算の中で可能な限り補強をしようと考えました。そこで、梅沢建築構造研究所の梅沢良三氏に構造面で協力を求め、様々なアイディアを出しあいました。
左:施工中
「筋交いパネル」の製作風景。60mm×120mmのスギ財を使って大工が現場で加工した。枠材はホゾ加工をして斜材を組み込み、ボルトで接合している。
右:リフォーム後
南側の廊下に面した和室の敷居に「筋交いオアネル」を組み込んだところ。ひし形の部分にすりガラス、四隅には透明ガラスを入れることで、採光やプライバシーにも配慮した雰囲気ある意匠を実現した。「ひし形は非常に日本的なデザイン要素。ですから補強だけでなく意匠面でも優れていると判断して採用しました」と原達也氏。また、「筋交いパネル」も含め、生木部分は古い木材と合わせて着色している。
原一美:
当初は外壁を鉄のフレームで補強することをも考えていたのですが、屋根の荷重や図面、木組みの構造をチェックしていくうち、外壁ではなく南側和室と廊下の間を補強する必要があることがわかったのです。
原達也:
それならば、鉄ではなく、建具のような感覚に仕上がる木製フレームにしようと考えました。家の中に鉄のフレームを設置するのは意匠面で抵抗がありました。木製であれば生活に支障をきたすこともなく、最も重要な温かみのある古民家の雰囲気を壊すこともないですし。
原一美:
今回「筋交いパネル」と呼んでいる木製パネルは、ひし形(Kの字が向き合ったような)にすることで、1枚で500kgの荷重に耐えるというもので、幅710mm、高さ1750mmという障子1枚分の大きさです。これを障子が入っていた8畳間二間の南側の敷居に2枚ずつ4枚、そして西側の敷居にも1枚。床の間だった部分には三角形のやや形状の異なる筋交いパネルを1枚と、計6枚設置しました。
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